東京都 目黒日本大学中学校・高等学校(現:日出中学校・高等学校)【インタビュー有り】

導入製品

巻上げぺたり2wayスクリーン

設置時期:2016年12月・2017年8月

 

 

 

スクリーンの常設で、ICT機器の活用率アップ 【前編】

目黒日本大学中学校・高等学校(現:日出中学校・高等学校)
総務課 課長補佐 伊藤 裕 様に、スクリーン常設後のICT機器活用について、取材させていただきました。

 

Q:プロジェクター常設型、固定にした経緯についてお聞かせください。

① 教員の平均が30代と若く、「ICT環境を早く整備したい」と意欲的な声が多かった。
② 展示会に行き、様々なタイプの電子黒板を見る中で、「脚付きの電子黒板」は場所を取り、
教室内に置く場所が無いと考えた。
③既存で昇降式の黒板があるので、高い位置で見せることができる、ということを生かそうと思った。
また、プロジェクターの左右スライドタイプ(スライドレール)は、現時点では使い切れないと判断した。
④ 1年目の工事で、「モバイル型のマグネットスクリーン」を一部に整備したが、消耗が早かったため、2年目からは「巻き上げぺたり2wayスクリーン」に変更した。
 あえて3年の期間を設けて、階段を上がるような整備を計画した。

 

Q:プロジェクターの設置位置につきまして

導入前は、「プロジェクターを固定にする」ということで、その(設置)位置を左右どちらにするか色々な意見が出た。結果的に公平性を加味して、「中央に固定」とした。今では位置にこだわる人はおらず、中央に固定されていることをどう活用しようか?と考えるようになった。
いろんなケースを踏んで、ここまで来た。試してみてわかったことがあり、今がある。

 

Q:教科ごとの活用方法を教えてください。

【社会】
校外学習で生徒はipadを持っていき、動画や写真を撮影する。学校ではそれらのデータを使用し1~2分のプレゼンを行う。絵や文で模造紙やり方でなく、あえてハードルを下げて、まとめやすくしている。

 

─写真を使い可視化することによって、同じ場所を見学しても、生徒によって
着目点が異なるということがわかる。さらにその違いが共有化されやすくなりますね。

 

模造紙でまとめることと異なり、一方通行ではなく双方向になる効果もある。

 

【英語】
タブレットに音声を入れておき、教室に設置されているプロジェクターで流す。
⇒変化
◎従来は、カセットプレーヤーなどを使用していたが、教室上部から流すことで、音が教室全体にまんべんなく行きわたるようになった。

 

Q:電子黒板環境の整備後の変化はありましたか。

◎最初は使う教員も少なかった。
⇒変化
◎全ての教室に整備したことで、ここ1年で急激に活用する教員が増えた。
◎「巻き上げぺたり2wayスクリーン」が大きく教員にも好評。黒板の高さをフルに使えるのが良い。後ろの生徒からも見やすくなった。
◎年に数回、校内でICTの活用に関する研究会も行っている。
◎生徒も授業に興味を持ちやすく、食いつきも良い。
◎他校からもICT整備の噂を聞きつけ、見に来る関係者もいる。
◎チョークの購入量が以前よりも減っている。
◎中には、プロジェクターに付属している電子ペンのみを使用する教員もいる。その教員は、当初「チョーク無しでどうなるかわからないけれど、とにかくやってみる」と言って、チョークを使わない授業を試したところ、そのやり方に慣れ、今では一切チョークを使っていない。
◎ipadのみを机の上に置き、ノートや筆記具を使わず授業をするようになった教科もある。

 

 

インタビュー後半はこちら よりご覧いただけます。

 

社内担当:東京支店(個1039 / 受214943、219650)

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